こんにちは、Gackyです。
私のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回ですがFXのトレードでなかなか勝つことができずに悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
負ける原因をしっかりと分析しないことには、安定的に勝てるトレードルールを作ることはできません。
そこで、FXで勝てない人は、人間の行動・意思決定のメカニズムに関する「プロスペクト理論」を学んでみてはいかがでしょうか?
どんなに稼ぐ方法を学んでも実際に利益を上げられない原因が、このプロスペクト理論が関係してきます。
プロスペクト理論を学ぶことで、以下を理論的に理解できます。
- なぜ、FXで負けてしまうのか?
- FXで勝つためにどうすれば良いのか?
また、FXで勝てていない人の考え方の特徴は以下になります。
- 損失を出している状況→早く損失を解消したい!
- 利益が出ている状況→早く利益を確定したい!
このような心理状況になっているケースが多いので、結果的にFXで勝つことができないのです。
それでは具体例を挙げて説明していきますね。
プロスペクト理論を理解しよう
質問1
今から質問しますので、AかBどちらを選択するかを考えてみてください。
宝くじで「1億円」が当たりました。
A→1億円をそのままもらう
B→2択チャレンジをして勝てば2倍(2億円)、負ければ0円
ここで、どちらを選択しますか?
ちょっと考えて見てくださいね。
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AかBのどちらかを決めましたか?
おそらく、ほとんどの方はAを選択したと思います。
宝くじで1億円が当たったのだから確実にもらえる1億円を選択するのが一般的な考え方です。
ちなみに、こちらの期待値は、AかBどちらも同じ1億円になります。
質問2
次に条件を変えて、もう一度同じような質問をしますので、AかBどちらを選択するのかを考えてみてください。
会社経営をしていたが、先月、会社が倒産して2億円の借金を抱えている状態です。
そして、ラッキーなことに宝くじで「1億円」が当たりました。
A→1億円をそのままもらう(2億円の借金を1億円に減らす)
B→2択チャレンジをして勝てば2倍(借金2億円が0円になる)が、負ければ0円(借金2億円がそのまま残る)
さて、どちらを選択しますか?
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AかBのどちらかを決めましたか?
おそらく、ほとんどの方はBを選択したと思います。
研究の結果、多くの人は、借金を背負っている場合「借金を完済するためにギャンブル的なチャレンジをしてしまう」ということが分かっています。
借金の有無によって、行動が正反対になっていることが分かりましたでしょうか。
これこそが、
「同じ期待値でも、損失があるかないかで人間の行動が変わってしまう」
というプロスペクト理論の考え方なのです。
FXで勝てない理由
宝くじの例で、「期待値が同じでも、借金の有無で行動が変化してしまう」ということが分かりましたでしょうか?
結論としまして、FXで勝てない人は「小さく勝って、大きく負ける」(損大利小)という状態に陥っているのです。
人間は損失がある時は、ギャンブル的な行動を取ってしまうという考え方になってしまいます。
逆に、損失がない場合は、ギャンブル的な行動を回避して堅実に利益を得たいという考えになります。面白いですよね。
期待値は同じ1億円なのに、抱えている借金(損失)の有無で逆の行動を取ってしまうということです。
これはFXでも同じ状況になっているのです。
利益を出している状況では「早く利益確定したい」と思い、損失を出している状況では「リスクの高いトレードをしてでも早く損失を解消したい」と思ってしまうのです。
⇨その結果、チキン利食いをしてしまう。
損失を抱えている場合では「多少のリスクを負ってでも早く損失を解消したい」と考えてしまう。
⇨その結果、ナンピンしたり大きいロットでエントリーしたりとギャンブル的な行動に出てしまう。
FX口座にお金を入金して、これからトレードで稼いでいこう!と思って、少しでも利益がでたら「堅実に利益を少しずつ増やしていこう」と思っている人が多いはずです。
しかし、負けが連続して続いて資金が大きく減ってしまうと「一発逆転したい」と考えるようになってしまうのです。
そして、「損失を早く取り戻したい」という気持ちから、リスクの高いトレードに手を出し、金銭感覚が麻痺してギャンブル依存症と同じ状態になってしまうのです。
このような行動をとると、最終的に間違いなく口座破産するでしょう。
感情に捉われたトレードをしていては、いつまで経ってもFXで安定的に勝ち続けることはできません。
FXで勝ち続けるためには、感情に左右されないトレードルールを確立させて、ルール通りトレードを行うことがとても大切なのです。
プロスペクト理論を克服・改善するポイント!
FXのトレーダーがプロスペクト理論を克服しなければなりません。
理由は「損大利小」のトレードになってしまうからです。
FXで勝てるトレーダーになるためには、「損小利大」がベースです。
プロスペクト理論のままトレードするということは、「損大利小」のトレードになってしまいます。
ですので、特にFX初心者はこの理論を克服する必要があります。
具体的は克服・改善方法についてご紹介しますね。
- 取れる利益はしっかりと伸ばす
- 損切りを必ず行う
- 余剰資金でトレードする
- 自動売買(EA)を使う
取れる利益はしっかりと伸ばす
FX初心者に多いのが、含み益を出しても早く利確したいという心理が働きます。
本来取れる利益を取れないと、別のトレードで損切りをした際に損大利小になってしまいます。
特に利益を大きく取るスイングトレードであれば、なおさらプロスペクト理論は克服しなければいけません。
損切りを必ず行う
投資の世界では「損切り」が大切だと言われています。
これはFXでも株式投資でも全ての投資で言われる原理原則です。
損切りする行為は、損失を自ら受け入れることです。
ポロスペクト理論に陥る人は損失を許容できずに塩漬けにしてしまうケースが多いので、必ずトレードする際には損切りをすることが大切です。
余剰資金でトレードする
余剰資金でトレードすることは大前提になります。
FXのトレード資金が自分の私生活に影響すると負けられない心理状態になり、どうしてもプロスペクト理論に陥ってしまいがちです。
ですので、トレードは余剰資金で必ず行ってください。
自動売買(EA)を使う
プロスペクト理論に陥る人ほど、自動売買(EA)を使った方が良いと私は思います。
自動売買(EA)は決められたルールに従い、トレードを行うので、トレーダーの心理が介入することが無いからです。
実際にプロスペクト理論を自然と自動売買(EA)を使ったことで克服した人も多くいますので、克服するために自動売買(EA)を使うというのも良いのではと思います。
まとめ
今回はプロスペクト理論についてご紹介しました。
多くのFX初心者はプロスペクト理論によって負けてしまっているケースが多いです。
この理論を頭では理解していても、実際にトレードするとあなたの心理を支配してしまい、結果的に「損大利小」になってしまいます。
これは己との戦いになります。自分に勝つしかありませんね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
気になる点等ありましたら、お気軽にお問合せください。
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